心地良い陽射しの明るさと、家族の笑顔の明るさ。
住宅密集エリアの狭小住宅なので、2つの点で頭を悩ませました。ひとつは限られた間取りの中で、収納スペースをいかに有効に確保するかということ。ふたつめは採光とプライバシーを両立することです。
ですが、クライアントと価値観、家族構成が近かったおかげでライフスタイルにマッチした意匠デザインを実現するとともに、課題も解決することができました。
特に気に入っているのは、当初あったロフトをうまく天井裏収納として使えるようにしたことと、使い込んでいくうちに味の出る素材をふんだんに取り入れることができたことです。
クライアントが工事完了後も家に招いてくれ、いつも満足していると言ってくれます。嫁同士もこれがきっかけで仲良くなりました。
[DATA]
企画:ソロアンドマデイラ 施工:ソロアンドマデイラ 物件名:SMR HOUSE [2012]
敷地面積:87.35㎡(26.5坪) 建築面積:52.17㎡(15.8坪) 延床面積:102㎡(30.9坪)
建築場所:富山市
構造:木造 規模:2階建て 竣工:2014年7月 工期:2ヶ月
[お客様インタビュー]
完成見学会でびっくり。おしゃれ感がすごい!
僕たちは結婚して実家の離れに住んでいました。下はガレージで、狭いし、お風呂も無かったんです。そのころはあまり不便を感じなかったんですが、子供ができてからリフォームを考えるようになりました。それで、いろいろなハウスメーカーをまわったんですが、いまひとつピンとこなかったんです。
そんなとき、友達が紹介してくれた土肥さんの完成見学会に行ってびっくりしました。おしゃれ感がすごい。「これはヤバイ! 今まで見たハウスメーカーと全然違う」って。僕たちの好みにぴったりとはまりました。
何でもはっきり答えてくれる
土肥さんに相談すると、聞けば何でもはっきり答えてくれて、あやふやなことは言わない。最初の図面を引いてもらったとき、「お金をかけてリフォームするのはもったいない」って言われたんです。
どういう意味かというと、もともとの間取りに問題があるから、リフォームしても住みにくさは変わらない。お風呂が欲しいならお風呂だけ作ったほうがいいと。そのときにリノベーションというやり方があると教えてもらいました。「僕たちのことを考えてくれているんだな」と信頼できたので、土肥さんにお願いすることに決めました。
納得できるまで話し合えました
設計中は、気になることがあれば何度も行って打合せ。けっこうな時間をとってもらいましたし、いっぱいリクエストしました。「こんなことできる?」って聞くと「できるよ!」とか「それならこっちの方がいい」とか。
アイデアを実現するために、土肥さんはいろんなところからいろんな素材を探してきてくれました。照明や金具など細かい部分のセンスもいいし、キッチンはいろいろお願いして棚も全部作ってもらいました。
自由度が高いのがリノベーションのいいところ。
予算をあらかじめ伝えてあったので、予算内でできることをすべてしてもらい、本当に満足のいくリノベーションができました。骨組みだけ残して全部替えてもらったので理想の雰囲気になったし、間取りもかわって本当に住みやすくなりました。
僕たちには思いつきもしなかったんですが、この家のお風呂は土肥さんからの提案で2階にあります。狭くて開けた家だから、プライベートな空間を2階に集めれば、来客のときも安心だよって。
自由度が高いのもリノベーションのいいところですね。リフォームでは、こうはならなかったと思います。土肥君と一緒に家づくりをするのも、とっても楽しかったんです。
家に来た友達には「どこで建てたの?」って必ず聞かれます。
完成してからは、友達を家に招くことが多くなりました。ホームパーティーも何度も開いています。建て替えたぐらいに家がかわったので、昔の家を知っている人はびっくりします。
来る人来る人「おしゃれな家だね」って言ってくれます。そして、必ず「どこで建てたの?」って聞かれるんですよ。思っていたよりもはるかに良いものができたので大満足。「いいなぁ」ってほれぼれして、家を眺めながらお酒を飲むのが僕の楽しみです。